2022/09/20 09:32
気ブレンドのお茶部分の材料は4種類
シナモン、八角、陳皮、生姜

私たちがこれらを選んでいる理由を、簡単に薬膳の視点からご説明します
◆シナモン
別名「肉桂」とか「桂皮」と呼ばれます
・補火助陽(ホカジョヨウ)
・温陽止痛(ウンヨウシツウ)
・活血通経(カッケツツウケイ)
熱の要素があり、寒がりさんをサポートし巡りを良くします
◆八角
別名「大茴香(ダイウイキョウ)」、「スターアニス」と呼ばれます
・温陽散寒(ウンヨウサンカン)
・理気止痛(リキシツウ)
胃腸の弱りに用いられ、温のはたらきで気を巡らせます
◆陳皮(国産)
ミカンの皮を乾燥させたもので、乾燥の期間が長いほど上等品とされています
・理気健脾
・燥湿化痰
余分なものが溜まっているとき、爽やかな香りが気分をリラックス
◆生姜(国産)
ここで使用しているのは、正しくは乾燥させたショウガです
・温中散寒
・回腸通脈
熱の要素があり、胃腸からくる冷えによく用いられます
ストレスの多い現代社会において
「温」と「巡り」をテーマに、気ブレンドは完成しました
また、一つ一つの材料を組み合わせて用いるとさらに良いとされています
冷たいものをよく飲んでしまう方、
元気が出ない方にこそ
朝やお昼前の小腹が空いた時の一杯に、ぜひお試しください
最後までお読みいただき、ありがとうございます
eat kampo Miyu
参考文献
メディカルコーン「東方栄養新書」