2023/01/20 14:06



 


今日から二十四節気の『大寒』

小寒から節分までの「寒の内」の
折り返し地点
引き続き寒さも厳しい頃ですが
2週間後は「立春」
春の始まりの日がやってきます

食養生を長く続けるために
私が1年を通して
心がけていることがあります

・旬のものをいただく
・季節と季節の境目には胃腸をいたわる

実はたったこの2つだけ!!

時間や気持ちに余裕がある時や
不調を感じた時には
調理法や組み合わせまで
意識することももちろんありますが
私は正直毎日そこまでできません。。笑


◎なぜ季節の境目に胃腸をいたわるの??


大きく見ると年に4回ある季節の変わり目
この時期は気温や気候が
2つの季節を行ったり来たりしますよね
それに合わせて
私達の体調や気持ちも
不安定になりやすい時です

漢方では
気温や周りの変化、刺激に
体や心が影響を受けすぎないよう
『衛気(えき)』
という見えないバリアが
私達の体を覆い守っていると考えます。
菌やウイルスから体を守るのも
衛気の役割です。
そして
この衛気は主に食べ物から作られます。

変化の激しい季節の変わり目に
胃腸の元気がなく
食べ物をうまく消化吸収できないと
衛気も十分に作れず
体調を崩したり気持ちが不安定になったり
更には次の季節もなんとなく
不調を引きずってしまう
ことにも繋がります。

逆に
年に4回ほど胃腸をいたわるリマインドを
しっかりしてあげることで
1年を通して大きく体調を崩すリスクを
減らせるとも言えます♪


冬から春へ進むのこの時期
胃腸をいたわり
十分に衛気を生み出すことは
風邪をひきにくくするだけでなく
春の刺激の代表
花粉症対策にもとても重要ですよ!!

・甘いもの、油もの、刺激物をとりすぎない
・温かい柔らかい食事
・お腹がすいてから食べる
・よく噛んでゆっくり食べる

何か月も完璧に続けるのは難しいけれど
ここからの約2週間
せめて年に4回
次の季節を健やかに過ごす備えを
意識してみてください☆

最後にこの時期のおすすめ食材をご紹介します☆

〇鰤(ぶり)

 脂ののった旬のぶり
 ぶりは温という体を温める性質を持ちます。 
 先ほどお伝えした消化器系である脾
 冬と関係する五臓の腎
 更には
 春と関係する五臓の肝
 に作用します。
 まさに今の時期にぴったりな食材なんです!!
 胃腸を元気にして気(衛気)や血を補い
 血液サラサラ効果も期待できるぶり
 煮物や照り焼き、しゃぶしゃぶ等
 是非温かい調理で楽しんでみてください

来週は全国的に寒くなるようですので
皆様ご自愛ください♡

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