2023/03/19 08:00


3月21日は春分の日
春分の『分』という字は
昼と夜、寒さと暖かさを等しく分ける
という意味を持ち
春も折り返し地点

漢方での陰と陽も丁度半分になる時で
春分を境に夏至に向けて陽のパワーが
優勢になっていきます⇩


私達が健やかに過ごすには
自然の流れに添った過ごし方をすることが
養生の基本ということは何度かお伝えしていますが
様々なもののバランスが丁度半分になる春分は
私達も自分自身のバランスを見直して
更には整えるのにも絶好のタイミングなのです☆

◎夜と昼
 夜はしっかり眠り日中は快適に活動する
 良い活動の準備、良い睡眠の準備は
 できていますか?
◎寒冷と温暖
 体の一部だけが冷たい、熱い。
 そんな偏りはありませんか?
 寒い日に寒い服装や食べ物で冷えに近づく生活はしていませんか?
◎内と外
 周りを優先して自分が疎かになったり
 周りにばかり目を向けがちで
 自分の本当の気持ちや考えが
 分かりづらくなっていませんか?
◎悲しみや怒りと喜びや嬉しさ
 イライラしたり悲しいこと、
 嬉しい事や興奮すること
 どちらか一方が長く続いていませんか?
 実は過度の喜びや興奮も漢方では
 心身の負担になると考えます
◎下半身と上半身
 座っての作業が多く頭や指、目を沢山使って
 下半身は動かさない時間が多い
 なんてことはありませんか?

◎最後に春分の頃の食養生について
 熱いものと冷たいもの、
 温める性質と冷やす性質の食材に偏った
 食事は避けましょう。
 この時期は特に
 体を温める性質と冷やす性質の食材を
 組み合わせて摂ることで
 バランスを調整するのがおすすめです☆

【温・熱性質食材の一例】
ネギ・ショウガ・ニンニク・ニラ・玉ねぎ・シソ
海老(加熱)・マグロ(加熱)・黒砂糖・米酢羊肉・
牛肉・さくらんぼ

【寒・涼性質食材の一例】
生肉やお刺身(生魚)・カニ・キュウリ・トマト・
バナナ・グレープフルーツ・蕎麦・塩・緑茶
・ごぼう・海藻類・たけのこ

普段は意識せずに過ごしている些細なことや
気付いてはいたけどスルーしがちだったこと
春分の日には
改めてご自身のバランスを確認してみませんか?
そして
整えやすいこの時期の自然の流れを借りて
意識できそうなことから
スタートしてみましょう☆


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