2023/05/13 09:00



立夏を過ぎ
暦のうえでは夏の季節が始まりました
私の住む長野では
菜の花が見頃を迎えています♪

今回は漢方で考える
夏を通して気を付けたいポイントを
3つお伝えしていきます

①遅寝早起き

夜が短く昼が長くなる夏。
自然の流れに添う事が
健康に過ごすために重要な
要素と考える漢方では
太陽の動きに合わせて活動するのが
基本の養生法。
活動や熱、陽の気が満ちる夏には
人間も活発に活動することが大切です!

この時期あまり活動せず
余分な熱やエネルギーが
こもったままになると、
秋冬の乾燥や咳といった
トラブルにつながるとも言われています。

早寝早起きが1番ですが
つい夜更かしをしてしまっても
早く起きることを
夏のシーズンには心がけましょう☆

➁夏野菜をフル活用

夏が旬の野菜や果物が美味しくなるシーズン♡

すいか・トマト・ゴーヤ・キュウリ・
ナス・冬瓜・メロン・空心菜・空豆

等の夏の食材は
余分な熱や湿気を追い出し、
体に潤いを補う効能を持っています。

こうした食材からの潤いは
飲み物からの水分よりも
汗となって消耗しずらく
必要な部分に届けられます。

暑いのに汗をかけない。。
というタイプの方にも
こうした食材で根本からの
潤い補給はおすすめです。

トマトやすいかに塩をかけるのは
甘さを引き立てるだけでなく
汗と供に消耗する
ミネラルの補給となったり
(自然塩が尚良し)、
体の水分代謝を担う五臓の腎
を助ける働きもしてくれますよ☆

そしてここで重要なのが食べる温度!!

③飲食の温度に注意

暑い夏の時期は
ついつい冷たい飲み物やアイスを
沢山摂りがち。。
冷たい飲食や多量の水分は
消化機能を担う五臓の脾を
弱らせます。

脾が弱ることは
お腹を壊したり食欲不振だけでなく
夏に活動するエネルギーを十分に作り出せず
夏バテの原因にもなります。
更に
内臓や筋肉を正しい位置に保ったり
正常に動かす『気』を作る場所である
脾が弱ることで、
不要物の排出がスムーズに行われない
また、筋肉がゆるみたるむ等
夏太りの原因にもなるんです。

体温よりも高い外気温の場所などでは
もちろん冷たい飲み物が必要ですが
それ以外の時には
少しでも体温に近い温度の
飲食を意識してみましょう。

「夕食のデザートの果物は
食事の初めに冷蔵庫から出しておく」
「買った当日に食べてしまう野菜は
冷蔵庫に入れない」
小さなことですが
私はこんなことを意識しています。


今回の3つのポイント
夏の間頭の片隅において
できそうなことや
ご自身に合った方法で是非実践してみてください。
夏だけでなく秋冬を快適に過ごすことにも
きっと繋がります!!

これからやってくる梅雨対策や
猛暑の時のポイントなども
今後のブログでシェアさせていただきます(*^_^*)


eat kampo      Tsubasa