2023/06/10 09:00


6月に入り
今週は関東等も梅雨入り
ジメジメシーズンに突入しました

この時期
だるい・重い・頭痛・めまい・
耳鳴り・消化器の不調や不快感
・むくみ
こんな低気圧不調に
悩む方も多いのではないでしょうか??

そんな6月は
『水はけの良い体を心がける事』
が養生のポイントです☆

《低気圧不調の原因》

低気圧不調の原因を漢方では
『湿邪』(しつじゃ)
によるものと考えます。
湿邪は
・重く、濁り、下降しやすい
・粘着質で停滞しやすい
 ➡一度侵入すると治りずらい
・胃腸の機能を低下させる
・溜まった湿邪は
 更に湿気を呼び寄せる
こんな性質を持っています。

これが下半身のむくみや消化器の不調、
体の重だるさ
そして
溜った余分な水分が気や血の巡りを妨げて
めまいや頭痛となって現れます。

《湿邪チェックをしてみよう

では現在
ご自身の体にどのくらい余分な湿が
ある状態なのか??
簡単なチェックをしてみましょう

▢むくみやすい
▢目やにが多い
▢耳鳴りやめまいがする
▢痰が出る・絡む
▢胃や胸のむかつきが続く
▢関節のこわばり・痛み
▢傷やニキビがジュクジュク
 しやすい
▢下痢・粘りのある出しにくい便
▢おりものが多い
▢下に白や黄色い厚い苔
▢舌の縁に歯形のなみなみ

チェックが多ければ多いほど
湿邪に侵された状態。
不要物の混じった余分な水分が
体に溜まっている状態です。

チェックが少なかった方も
沢山食べたり飲んだ
次の日の舌と
普段の舌を比較しておくと
不調が出る前に
胃腸のバロメーターを
自分で管理できるようになるので
おすすめですよ☆

《どう対策する?》

低気圧不調に打ち勝つために
必要なことは
五臓の『脾』を整える事!
・消化吸収
・飲食物からエネルギー(気)や
 潤い(水)、血を作る
・水分の吸収、運搬
・体に必要なものと不要物を分ける
・内臓を正しい位置にキープ

こんな働きをしている『脾』
を整えることで

消化吸収がきちんとされる
必要なものが全身にくまなく届く
不要物は排出される

この
当たり前だけど
すごく大切な流れが
スムーズになります

その為には
〇よく噛む・小さく切る・柔らかく調理
〇お腹が空いてから食べる
〇脂ものや生もの、生野菜
 冷たい飲食のしすぎに注意

こちらも当たり前だけど
忘れがちなことをもう一度
リマインドしてあげてください☆

《食養生》

最後にこの時期をサポートしてくれる
食材をいくつか紹介します。

◎脾を元気にする食材
とうもろこし・かぼちゃ・大豆・にんじん
・カリフラワー・はちみつ

◎余分な湿の排出を助ける食材
トマト・きゅうり・スイカ・バナナ・メロン
・ゴーヤ・アスパラ・小豆・
緑豆(もやしや春雨が手に入りやすいです)

◎香りで消化を活発にする食材
ネギ・生姜・紫蘇・柑橘類・ハーブ類

脾を整えて水はけの良い体に!!
梅雨シーズンを少しでも
快適に過ごしましょう♪

eat kampo    Tsubasa