2023/08/19 10:00



まだまだ暑い日が続きますが
秋は少しずつ進んでいます

今回は秋の五臓『肺』の働きについて
書いていきます☆

◎『肺』ってどんな五臓??

①呼吸器としての働き
肺の大きな働きの1つが呼吸器としての働き。
皆さんがイメージする臓器としての肺の機能です。
少し漢方的に言い換えると
綺麗な空気をとりこみ
汚れて不要になった『気』を排出する
働きをしています。

➁水分や養分の運搬・分配
体内で作られた水分や養分を体表や
内臓に運ぶのも肺の仕事。
必要以上の水分を『腎』に送り
おしっことして排出する手助けや
毛穴の開閉を担って汗の調節をすることで
水分代謝だけでなく
体温調節にも関わっています。

むくみや汗の量のお悩みは
肺の弱りも1つの原因です。

③大腸との関わり
五臓の肺と対になる六腑が大腸です。
便秘や下痢等の
お通じの状態にも肺が関係しています。

肺が弱っていたり便秘がちな方は
肺を元気にする味の
「辛」いもの好きという傾向もあるそうです!

④免疫の最前線としての働き
秋の肺のケアが大切とお伝えする
大きな理由がこちら!!!

肺は皮膚や粘膜と関係し
肺の健康は
私達の一番外側のバリア機能である
皮膚や粘膜の健康へ繋がります。
また、
五臓の中で体の1番上にある肺は
口や鼻から侵入したウイルスや菌から
肺より下の五臓を守っています。

乾燥を嫌い潤いを好むのも肺の特徴。
臓器の肺を直接潤わせるのは難しいですが
肺と繋がる皮膚や粘膜を
しっかり保湿、ケアすることが
秋冬の免疫力を保つのにとても重要です☆

◎肺の働き助ける食材

《梨・蓮根・白ごま・大根・山芋・銀杏》
等の白い食材は肺を潤し元気にします。

《ネギ・生姜・ニンニク・胡椒・唐辛子》
等の辛味食材は肺の働きを強めます。
ただし!!
まだまだ暑いこの時期は余分な熱を籠らせたり
夏に弱った胃腸を傷つける可能性大!!
秋が深まって寒さを感じる頃には
強すぎない適度な辛味で
肺に活力をあげるのも良いですね☆

漢方では肺は『嬌臓(きょうぞう)』と言われ
弱く繊細な五臓とされています。
だからこそ
日々のほんのちょっとのケアが大切♡
このBlogを読んだあとは
深呼吸をして肺に新鮮な空気を
沢山送ってあげましょう(*^_^*)

eat kampo      Tsubasa