2023/09/10 22:28

まだまだ秋の行楽日和とはいかないくらい蒸し暑い日が続きますが、季節は確実に秋へと近づいています。
季節の変わり目のこの時期から10月にかけて、風邪や皮膚トラブルなどが起きやすい方、体調を崩しやすい方は、ぜひ今から五臓の『肺』のケアを心がけましょう。

今日は呼吸を深め、肺を元気にするツボを3つご紹介します。
普段から「呼吸が浅いな」と感じている方もぜひツボ押しを試してみてください☆

①尺沢(しゃくたく)

【ツボの位置】
手の平を上にし、少し肘を曲げると親指側に太い腱が出てきます。
そのすぐ外側(親指側)のくぼみあたり。

【ポイント】
ツボに指を当て、ゆっくり息を吸いながら肘を曲げ、息を吐きながら肘を伸ばすと、気持ちよくツボを刺激できます。
乾燥気味の咳のときにもオススメ☆

②肺兪(はいゆ)

【ツボの位置】
(上の図を見ながら)大椎と肩甲骨の下角の高さを結んだ線の中間よりやや上の高さで、筋肉の上あたり。左右に1カ所づつです。
正しくは、第3胸椎棘突起下縁の高さで、脊柱から1寸5分外方。

【ポイント】
ソフトボールやピラティスボールを、寝た状態でツボに当て深呼吸をします。ボールが1つしかない場合は、左右を片方ずつ刺激してあげましょう。痛すぎない、気持ちの良い程度の刺激にとどめましょう。パートナーがいる時はお互いに肺兪をマッサージしてあげるのも良いです。
風邪の時カイロを肺兪の部分に貼って温めると呼吸がスムースになります。喘息のお子さんの発作時にはこの辺りを手でさすってあげてください。

③膻中(だんちゅう)

【ツボの位置】
左右の乳頭を結んだ線の真ん中。

【ポイント】
不安や緊張、焦り、モヤモヤなどで息がしずらいとき。そっと手を当て深い呼吸を、まずは5回。
気持ちが楽になることで、身体の疲れや胸の痛みも軽くなります。

膻中のツボは、八会穴の「気会(きえ)」と呼ばれ、気があつまるところ。気の病のときに大事なツボです。
胸の痞え(つかえ)があるときは呼吸を通すつもりでツボを押します。
呼吸を集めたい・深めたいときは掌をツボに当て深呼吸をします。


以上、おすすめ3穴でした!
心地よい感覚がするツボがあれば、毎日のケアにぜひ取り入れてみてくださいね☆


eat kampo MIYU