2024/02/10 11:00



こんにちは

今週の大雪

皆さんの住む地域は交通の影響など
大丈夫でしたか??
私は長野に移住してからの4年で
1番の積雪量にちょっとびっくり!!
慣れない雪かきで筋肉痛になりました。。( ´∀` )

まだまだ実感は湧きませんが
少しづつ進む春の養生のキーワードを
今日はいくつかご紹介します

《漢方での春のキーワード》
【肝】【目】【怒】【青】【酸】


◎【肝】【目】

春と関係する五臓【肝】は
・血を貯蔵し必要な場所へ分配
・気や血の流れをコントロール
・ホルモン分泌のような役目
こんな働きをしています。

気血の流れをコントロールしていることを
現代的に言い換えると
血圧や体温、代謝、判断力や感情等
自律神経の調整の様な働きが肝の役割。
春に肝を穏やかにしておくことが
この時期出てきやすい自律神経の乱れによる
頭痛やめまい、気もちの浮き沈みの防止には必須です。

そして
肝と深く関係しているのが【目】。
頭痛や肩こりはなんとなく分かるけど
感情の波に目が関わっているのは
初耳の方も多いのでは??
スマホやパソコン時間をちょっと見直すことも
血をしっかりと貯め
春だけでなく夏をパワフルに過ごす為の
大切な養生になりますよ♡

◎【怒】

春の感情は怒り。
こちらは大切にしたいものではなく
やってきやすい感情といったイメージです。
先ほどの自律神経の乱れとも関係して
突発的に気持ちが爆発しそうになったり
いつも以上にイライラに支配されたりしやすいのも
春の特徴。
これを知っておくことで
季節のせいと割り切って
いらない感情は長引かせないようにしたいです。
新芽から枝葉がのびるように
『ゆったり、のびのび、自由に』
を生活の中で意識してみましょう。

◎【酸】

そんな怒り対策にもなってくれるのが
春の味【酸】。
酸味は肝を元気にする作用を持っています。
トマトやうめぼし、キウイ、
そして
グレープフルーツ、カボス、レモンや蜜柑
等の柑橘類は食べるだけでなく
香りでも気の滞りを解消してくれますよ。
ここで覚えておきたいのが

春の酸味は適度であること!!

漢方では酸味の摂り過ぎで
肝が元気になりすぎると
気や血を作りだす働きの脾を傷つけるとされています。
適度な酸味で
穏やかに肝が働けるサポートをしてあげましょう(*^_^*)

◎【青】

酸味とともに肝を元気にしてくれるのが
【青】の食材。
春の新鮮な緑色の野菜をとることは
肝を元気にするだけでなく冬の間不足しがちだった
ビタミンやミネラルの補給にもなります。
カツオ、サバ、イワシなどの青魚に含まれるDHAは
血液や神経伝達に良いだけでなく
肝と繋がる目の健康にも良い栄養素です。
青魚が苦手な方は稚魚であるシラスも
活用してみてください☆

そして春といえば緑の山菜達(●^o^●)
香りで気を巡らし
肝を元気にし
更には冬にため込んだ毒素の排出を
助けてくれるという優れものの春の味覚!!
春に山菜を食べない手はないくらいの食養生ですよ♡
機会があれば是非とも
春の山菜を楽しんでくださいね。

週末から来週は暖かくなるみたい♪
3連休の方もお仕事の方も
少しずつ春をみつけてみてください🌸

eat kampo     Tsubasa