2024/02/24 12:00


こんにちは

今週テレビで
急な気温や気圧の変化によって
病院を受診する方が急増している
というニュースを見ました。

皆さんの中にも
頭痛、めまい、喉の痛みや咳、
耳の不調、胸のつかえ、お腹が張る、
眠れない、凝りや痛みの悪化、
こんなトラブルが急に現れた
という方がいるかもしれません。

漢方的にみてみると
なんとこの症状のほとんど全て
春の五臓『肝』の不調が原因なのです!!

先週のblogで春のキーワードとしても
お伝え伝えした肝の働きの1つが
《気や血の流れをコントロールすること》

春と冬がジェットコースターの様に
行ったり来たりすることで
肝がキャパオーバーして
気の巡りがスムーズでなくなる
【気滞(きたい)】
という状態が起こります。
(気の詳しい働きはこちらのblogに書いています⇩)

すると体の様々な場所や機能に渋滞が発生。
全てのものが木々の様に伸びて
上昇する傾向を持つ春は
特に体の上部、顔や頭等で
渋滞(不調)が起こりやすくなります。

更に気滞は
感情のコントロールをスムーズでなくしたり、
体表の気の停滞は
外敵や刺激から守る力が弱くなり
免疫力や花粉症にも影響します。
単独ではなく、気によって巡らされている
血の流れが悪くなることで
痛みや凝りも発生しやすくなるんです。

肝の不調が起きる前にも
起きてしまってからでも取り入れられる
養生を少しだけシェアさせていただきます☆

【気滞を和らげる食べ物】
〇甘酸っぱい食材
 肝を元気にする酸味と
 気を生み出す脾を元気にする甘味の組み合わせです。
 柑橘類/トマト/キウイ/いちご 等

〇香味野菜やハーブ
 紫蘇/パクチー/セリ/春菊 等
 好きな香りのハーブティーやスパイスで
 楽しみながら気を巡らせましょう。

【気滞を和らげる生活の工夫】
〇香りを楽しむ
 香りの力は気を巡らせるのに効果的です。
 好きな香りのアロマや入浴剤を
 活用してみてください。

〇ストレス発散を大切に
 ストレスは気滞を悪化させる大きな要因!!
 自然の流れに従い
 のびのびと自由であるべき春は
 いつもよりストレス発散の時間を大切にすることに
 OKを出してあげましょう。

誰にでも起こりうる春の不調
少しの養生意識で
回避していけますように♡

eat kampo      Tsubasa